本記事では、バイナリーオプションで使用するMT4無料インジケーターをランキング形式で10種類ご紹介していきます。
無数にあるインジケーターの中で自分に合うものはどれだろう?
どのインジケーターが使いやすいかな
まず最初にどのインジケーターから使い始めてみればいいのかわからない
このように迷っている方は必見です。
設定方法や使い方などポイントをおさえて解説していくので、気になったインジケーターをどんどん試してみてください。
それでは早速見ていきましょう。
バイナリーオプションの無料MT4インジケーターランキングTOP10
バイナリーオプションの無料MT4インジケーターランキングTOP10は…次の通り!
- 移動平均線
- 一目均衡表
- RSI
- MACD
- ADX
- ボリンジャーバンド
- ストキャスティクス
- パラボリック
- CCI
- フィボナッチ
それぞれのインジケーターの概要とMT4での設定・使い方を解説していくので、全て確認してくださいね。
1位:移動平均線
移動平均線は、設定した期間の平均値をラインで表したものです。
世界中の多くのトレーダーが利用している最もポピュラーなインジケーターですね。
一般的に短期・中期・長期の3つの線を使い、次のことを読み取っていきます。
- 相場が上下どちらの方向に進んでいるか
- トレンドの強さ・弱さ
- 相場の転換点・反発のタイミング
設定
MT4画面上部のツールバーより「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Moving Average」と選択していきます。
【パラメーター設定(おすすめ)】
- 短期移動平均線:20
- 中期移動平均線:75
- 長期移動平均線:200
使い方
移動平均線を使った分析方法は以下のとおり。
◎相場が進む方向性の予測の仕方
- 移動平均線が上向き・ローソク足の下にある→上昇相場
- 移動平均線が下向き・ローソク足の上にある→下降相場
- 移動平均線が横ばい・ローソク足に絡んでいる→レンジ相場
◎勢いの読み取り方
- 移動平均線の角度が小さい→勢いが弱い
- 移動平均線の角度が大きい→勢いが強い
◎相場転換・反発のタイミングの見方
- 移動平均線同士のクロス→トレンドの転換点
- 移動平均線とローソク足の位置関係→反発ライン
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2位:一目均衡表
一目均衡表は、日本人によって開発されたインジケーターです。
とくに特徴的なのが雲です。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「ichimokukinkohyo」と選択していきます。
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパンB:52
あとは、見やすいようにカラー設定をすれば完了です。
使い方
一目均衡表を使った分析方法は以下のとおり。
雲の厚さは抵抗の大きさを表し、「雲」を形成する先行スパン1・2を抵抗線として反発する可能性が高くなります。
突き抜けた方向にトレンドが発生する可能性が高いと予測しましょう。
転換線と基準線の交差するタイミング
- 転換線が基準線を上抜けた場合→好転:HIGH
- 転換線が基準線を下抜けた場合→逆転:LOW
遅行スパンによる転換を示唆したタイミング
- 遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜ける→好転:HIGH
- 遅行スパンがローソク足を下から上に突き抜ける→逆転:LOW
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3位:RSI
RSIは、バイナリーオプションにおいて多くのトレーダーが標準装備として使用しているインジケーターです。
主に、逆張りエントリーで使用されます。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インジケーター」→「オシレーター」→「Relative Strength Index」と選択していきます。
パラメーターは以下のとおり。
- 期間:9(おすすめ)
- レベル:30・70(おすすめ)
使い方
RSIを使った分析方法は以下のとおり。
- RSI値70以上:買われすぎ・下降すると判断→LOW
- RSI値30以下:売られすぎ・上昇すると判断→HIGH
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4位:MACD
MACDは、トレンド系とオシレーター系両方の要素を併せ持つインジケーターです。
精度の高いインジケーターで、多くのトレーダーに支持されています。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インジケーター」→「オシレーター」→「MACD」を選択していきます。
パラメーターは以下のとおり。
- 短期EMA:12
- 長期EMA:26
- シグナル:9
使い方
MACDの使い方は以下のとおり。
◎トレンドの把握
- ヒストグラムがゼロラインより上→上昇トレンド
- ヒストグラムがゼロラインより下→下降トレンド
◎エントリーポイント
- ゼロラインを上から下に抜ける→HIGHエントリー
- ゼロラインを下から上に抜ける→LOWエントリー
- ゴールデンクロス・デッドクロス→逆張りエントリー
- ダイバージェンス→逆張りエントリー
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5位:ADX
ADXは、平均方向性指数といって、3本の線が示す数値から次の3つを読み取ります。
- トレンドが強いか弱いか?
- 上昇トレンドなのか?
- 下降トレンドなのか?
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インジケーター」→「トレンド」→「Average Directional Movement Index(ADX)」を選択していきます。
パラメーターは以下のとおり。
- 期間:14
- レベル:25(おすすめ)
使い方
ADXを使用した分析方法を見ていきましょう。
3本の線はそれぞれ、次のことを表します。
- ADX→トレンドの強弱
- +DI→上昇トレンド
- -DI→下降トレンド
この線の動きにより、次の通り相場を読み取っていきます。
- ADXが上昇している→トレンドが強くなっている
- ADXが下降している→トレンドが収束しつつある
- ADXがレベル上部にある→強いトレンド
- ADXがレベル下部にある→弱いトレンド
- ADXがレベル数値25以上→トレンド発生
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6位:ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、移動平均線の上下にチャートの値動きの幅を予想する変動幅の線(バンド)が入ったインジケーターです。
◎レートがバンド内に収まる確率を統計から算出。
- 「1σ = 約68.3%」
- 「2σ = 約95.4%」
- 「3σ = 約99.7%」
この範囲内でレートが反発を繰り返すと考え、相場を分析していきます。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Bollinger Bands」を選択していきます。
パラメーターは、
- 期間:24
- ±1σを設定する時は「偏差」を1
- ±2σを設定する時は「偏差」を2
- ±3σを設定する時は「偏差」を3
チャート上に1〜3σまですべて表示する場合は、3回挿入操作を繰り返します。
使い方
ボリンジャーバンドを使用した分析方法は以下のとおり。
主に、バンド内での反発とバンドの収縮・拡張から相場を読み取ります。
- バンドが収縮して平行の時→±2σタッチで逆張りエントリー
- バンドが拡張している時→バンドの傾く方向に沿って順張りエントリー
- バンドの広がりが収縮していく→エントリー見送り
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7位:ストキャスティクス
ストキャスティクスは、「売られすぎor買われすぎ」を数値で示すオシレーター系インジケーターの一つです。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Stochastic Oscillator」を選択していきます。
パラメーターは以下のとおり初期設定のままでOK。
- %K期間・・・9
- %D期間・・・3
- スローイング・・・3
- 移動平均線の種別・・・Simple
使い方
ストキャスティクスを使用した分析方法は以下のとおり。
◎数値による分析
- ストキャスティクス値80%以上:買われすぎ→LOWエントリー
- ストキャスティクス値20%以下:売られすぎ→HIGHエントリー
◎数値以外の分析
- 実勢レートが上昇している・ストキャスティクスは下降している→LOWエントリー
- 実勢レートが下降している・ストキャスティクスは上昇している→HIGHエントリー
- 「%K」が「%D」を下から上に突きぬけた状態→「ゴールデンクロス」
- 「%K」が「%D」を上から下に突きぬけた状態→「デッドクロス」
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8位:パラボリック
パラボリックSARは、チャート上に「点」を表示した、描画に特徴があるインジケーターです。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Parabolic SAR」を選択していきます。
パラメーターは以下のとおりデフォルトのままでOK。
- ステップ:0.02
- 上限:0.2
使い方
パラボリックSARを使用した分析方法は以下のとおり。
◎トレンドを読み取る
- パラボリックSARがローソク足の下に表示されている時→上昇トレンド
- パラボリックSARがローソク足の上に表示されている時→下降トレンド
◎エントリーポイント
- パラボリックSARの「点」にローソク足が上からタッチ→LOWエントリー
- パラボリックSARの「点」にローソク足が下からタッチ→HIGHエントリー
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9位:CCI
CCIは、日本語では商品チャンネル指数といい、相場の過熱感を示すオシレーター系のインジケーターです。
上下に設置された±100のラインを基準として、次のように判断します。
- 100以上なら買われすぎ
- -100以下なら売られすぎ
底と天井がなく、±100をはるかに超えて±200〜300ということも多々あります。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Commodity Channel Index」を選択していきます。
パラメーターは以下のとおり。
- 期間:14
- レベル:-100/100
使い方
CCIを使用した分析方法は以下のとおりです。
±100のラインを基準にエントリーしていきます。
- CCI+100以上→買われすぎ→LOWエントリー
- CCI-100以下→売られすぎ→HIGHエントリー
- CCIが+100を上から下に突き抜けた→下降トレンド発生→LOWエントリー
- CCIが-100を下から上に突き抜けた→上昇トレンド発生→HIGHエントリー
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10位:フィボナッチ
フィボナッチとは、「フィボナッチ数列」という黄金の比率を相場分析に応用したものです。
ラインを引くといっても、MT4なら自動的に比率を適用してくれるので簡単ですのでご安心ください。
設定
MT4画面上部のツールバーより、「挿入」→「フィボナッチ係数」→「フィボナッチリトレースメント」を選択していきます。
次に、チャート上の高値(安値)をクリックして、安値(高値)でドラックすれば完了です。
数値は以下のとおり、デフォルトでフィボナッチ比率が適用されているのでそのままでOK。
デフォルトの数値
- 0
- 23.6(0.236)
- 38.2(0.382)
- 50.0(0.500)
- 61.8(0.618)
- 1
使い方
フィボナッチを使用した分析方法は以下のとおりです。
◎フィボナッチのいずれかのラインでレートが反発すると考えられる理由。
- 価格がフィボナッチ比率である「0〜100%」のいずれかで反発する
- 市場では、その価格帯がレジサポライン(レジデンスライン・サポートライン)として意識されやすくなる
- 投資家たちはその価格帯をレジサポライン(レジデンスライン・サポートライン)として使用する
◎フィボナッチの使い方
- トレンドが強い時→23.6%・38.2%をポイントに反発を繰り返す可能性が高い
- トレンド転換かも→50%・61.8%で反転したらトレンド転換を意識する
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まとめ
相場は大衆の心理で動くものです。
今回ご紹介したTOP10のインジケーターは、多くのトレーダーが利用しているもので、なおかつ設定〜エントリー判断までシンプルで初心者でも使いやすいものばかり。
MT4ならすべて無料で使えるので、ぜひ一つずつ試してみて、使いやすいインジケーターを見つけてください。
各ランキングの下部にある関連記事では、それぞれのインジケーターを使用した攻略方法を詳しく解説しています。
ぜひご活用して、バイナリーオプション取引で勝利を目指していきましょう!