バイナリーオプションにおけるCCIは、初心者が取り入れやすいインジケーターの一つです。
CCIを使いこなせるようになれば何ができるでしょうか?
- トレンドが続くと予測して買いエントリーした途端に相場が下落した
- トレンドが終わると予測して売りエントリーしたのに上昇の力は強かった
そこで本記事では、CCIの使い方と実践例をまとめて解説していきます。
CCIと併用するのにおすすめのインジケーターもご紹介。
バイナリーオプションでCCIを使って勝利したい初心者は必読です!
この記事の目次
バイナリーオプションでのCCIの使い方
バイナリーオプションでのCCIについて、次の5項目について解説していきます。
- CCIとは?
- 計算式
- 使い方
- メリットとデメリット
- MT4での設定方法
CCIとは?
CCIとは、「Commodity Channel Index」の略で、日本語では商品チャンネル指数といいます。
上下に設置された±100のラインを基準として、次のように判断します。
- 100以上なら買われすぎ
- -100以下なら売られすぎ
底と天井がなく、±100をはるかに超えて±200〜300ということも多々あります。
併用するのにおすすめのインジケーターは後述します。
まずはCCIの基本的な見方をしっかりとおさえていきましょう。
CCIの計算式
計算式は以下のとおりです。
覚える必要はありませんよ!!
CCI=(TPーMA)÷(0.015×MD)TP(基準値)=(高値+安値+終値)÷3
MA(基準値の単純移動平均)=TPの◯本分の単純移動平均
(※◯はパラメーター14を使われることが多い)
MD(平均偏差)=過去N本分のTP−MAの平均
この計算により、「過去の統計的な平均値が、現在の価格からどれくらい離れているか」を算出し表として示したものがCCIです。
CCIの使い方
下の画像をご覧ください。
チャート下にサブウインドウ表示されているのがCCIです。
ピンク色のゾーンは「100」以上なので、今の相場が買われすぎであることを示しています。
水色のゾーンは「-100」以下なので、今の相場が売られすぎであることを示しています。
このように、CCIは逆張りで使うのが一般的です。
- 買われすぎているから売りエントリー
- 売られすぎているから買いエントリー
と判断します。
メリットとデメリット
CCIのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
- 逆張り・順張りの両方に使える
- 値動きに素早く反応する
先ほど、CCIは逆張りエントリーで使用するのが一般的であると説明しました。
逆張りだけでなく、状況に応じて順張りにも使えるのがCCIのメリットの一つです。
CCIは値動きに素早く反応するので、相場の転換をいち早く捉えることができます。
- ダマシが起こりやすい
- ほかのインジケーターと併用した方が良い
CCIは、ダマシが起こりやすいというのが最大のデメリットです。
メリットの一つでもある、値動きに対する反応の早さが、ダマシを引き起こしてしまいます。
MT4でCCIを設定する方法をご紹介します。
2.オシレーター系→「Commodity Channel Index」を選択
3.「期間14・レベル-100/100」を選択
とても簡単ですね。
CCIの基本設定について疑問・質問があればいつでもLINE@までお問い合わせください!
CCIを使ったバイナリーオプションの手法とエントリータイミング
CCIを使ったバイナリーオプションの手法とエントリータイミングを事例を用いて解説していきます。
逆張りエントリー
まずは、CCIの一般的な使い方である逆張りエントリーの事例をご紹介します。
下の画像が逆張りエントリー時のチャートです。
このピンクの◯のところで、売りエントリーをしました。
ダマシを回避するために、値動きを注視し、エントリーを行いましょう!
この時の根拠は、以下のとおりです。
- CCIが100を超えているので買われすぎと判断
- チャート上のピンクの◯の1本目の足で実体部分の長いローソクを形成したものの、2・3本目はほぼ値動きなしで大きな上昇トレンドとは判断できずここでのエントリーは見送り
- 4本目で再度実体部分の長いローソク足を形成したものの、5本目は上下にヒゲをつけて方向感ないため、ここでのエントリーも見送り
- 6本目のヒゲは一つ前の最高値をつけれず、7・8本目も高値を下げ続けたのでトレンド転換と判断
かなりの根拠を重ねてエントリーするんですね
このように、CCIが±100を超えたからといってすぐにエントリーせず、値動きを注視してからエントリーすることで勝率を上げていきます。
順張りエントリー
次に、順張りエントリーの事例をご紹介します。
下の画像をご覧ください。
このピンクの◯のところで買いエントリーをしました。
この時の根拠は、以下のとおりです。
- CCIが下から上に-100を突き抜けたため、トレンド転換と予測し値動きに注目
- ローソク足の動きを見ると、安値を切り上げ、高値も更新し続けていることから上昇トレンド発生と判断
このように、±100のゾーン内を抜けたところでトレンド発生を判断し順張りエントリーもできます。
トレンド発生前に予測し逆張りをすれば、より利益を上げれたかもしれない事例です。
しかし、トレンド発生を待ったのにも根拠があります。
CCIは長らく-100ラインあたりで停滞しているものの、実際のチャートはV字を形成する直前まで、安値を更新し続けていますね。
- まだこの先も安値を更新し続けて下降していくかもしれない
- しばらくレンジを続けてさらに大きく下降トレンドを形成していくかもしれない
不安要素があったため、エントリーを避けてトレンド発生を待ちました。
ダマシに合わないよう焦らずトレードしましょう。
CCIを使ったエントリー手法について疑問・質問があればいつでもLINE@からお問い合わせください!
CCI通りにエントリーしても勝てない場合
CCI通りにエントリーしても勝てない場合もあります。
その多くの原因は2つです。
- 値動きへの反応が早すぎるがゆえのダマシ
- ±100を超えるので底と天井がわからない
それぞれの事例を確認しておきましょう。
失敗事例は、今後のトレードに役立ちます。
ダマシに合う
CCIは値動きへの反応が早い分、ダマシが発生しやすいインジケーターです。
下の画像を見てください。
①CCIで-100のラインを下から突き抜けたところで、買いエントリーすべきか値動きを確認。
②ローソクは下にヒゲを伸ばしたものの、その後は安値を切り上げて、実体の長い上向きの足を形成したので、青い●のところで上昇トレンド発生と判断し買いエントリー。
③ところがそのすぐ後にほぼ横ばいとなり、ズルズルと下降していきました。
もしCCIの反応がもう少し遅ければ、-100のゾーンに入っておらず「そろそろトレンドが発生するかも」と思わなかったかもしれません。
このメリットを活かしてCCIを使ってダマシを防ぐには、後にご紹介するほかのインジケーターとの併用がおすすめです。
底と天井がつかめない
次に、CCIで底と天井がつかめずに勝てなかった事例をご紹介します。
先述したとおり、CCIでは±100を基準として相場の過熱感を判断します。
しかし、±200や±300まで動くことも多々あるんです。
下の画像をご覧ください。
CCIの-100のラインを上から下に突き抜けた後、-317を示しています。
このように、±100前後から反転するのではなく、その先±300、400と推移することもあります。
CCIの基準ラインを±200で設定するよう推奨しているトレーダーもいるようです。
もし±200で設定すると、±100よりエントリーチャンスを逃しやすくなるというデメリットがあります。
一方で、±100よりダマシを防げるというメリットもあります。
両方試してみて、自分のトレード方法に合う方を取り入れましょう。
CCIと併用できるおすすめインジケーター
CCIは単体でも使えますが、ほかのインジケーターと併用すれば、より効果的です。
おすすめは以下の2つです。
- RSI
- ストキャスティクス
どちらもオシレーター系のインジケーターで、相場の過熱感を示し、「売られすぎor買われすぎ」を判断します。
CCIと見方が似ていて見やすいので、CCIを使いこなせればどちらのインジケーターもすぐに併用できます。
RSI
CCIと最も相性が良いのがRSIです。
RSIでは一般的に、レベルを上70・下30に設定します。
- RSIが70以上になれば買われすぎ
- RSIが30以下になれば売られすぎ
CCIと見方も似ていますね。
RSIはこちらで詳しく解説しています。
CCIをRSIと併用した使い方は以下のとおり。
- CCI-100以下・RSI30以下
- CCI100以上・RSI70以上
このように、どちらか一方だけでなく、CCIとRSI両方の条件が揃うことでエントリーするので、より根拠が強くなります。
ストキャスティクス
先にご紹介したRSIが、ある一定期間の値幅に対して上昇した割合を表します。
それに対し、ストキャスティクスは直近の価格と安値あるいは高値の差がどちらに近いかを表したものです。
- ストキャスティクスが80以上になれば買われすぎ
- ストキャスティクスが20以下になれば売られすぎ
CCIとストキャスティクスの併用した使い方は以下のとおり。
- ストキャスティクスの2本のラインが80以上の時に「%D」が「S%D」を上から下に抜けた時
- ストキャスティクスの2本のラインが20以下の時に「%D」が「S%D」を下から上に抜けた時
こちらも、上の条件が両方揃うことで、エントリーの根拠がより強くなります。
ただし、上記の施策を用いてもダマシにはどうしてもあってしまいます。
勝率100%の手法など存在しないわけですからね。
そこで僕が使っているシステムを使うと、上記インジケーターのデメリットを解決できます。
エントリーに対して勝率が算出されていれば不安にもならないため、メンタル面にも対策になるのがおすすめです。
まとめ
本記事では、初心者の方でもバイナリーオプションでCCIを使って勝利できるよう、解説してきました。
CCIは、売られすぎか買われすぎかを判断する使いやすいインジケーターです。
エントリーのタイミングを見つけるのが苦手という方は、CCIを使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、何度も申し上げているとおり、CCIは値動きに対する反応が早くいち早くエントリーポイントを捉えられる分、ダマシにも合いやすいです。
こんばんわ。
達也です。
今回のブログ大変為になりました。
ありがとうございます。
達也さんこんばんは!
感想のコメントありがとうございます!
ぜひご自身のトレードで実践してみてくださいね!