バイナリーオプションでフィボナッチを使うと、エントリーポイントの信憑性を上げることができます。
テクニカル分析の一つとして、ぜひ使えるようにしておきましょう。
表記の数値は、「23.6%・38.2%…」となんだか複雑そう・・。
ぱっと見ただけだけど難しそうだからやめておこうかな
大丈夫!!
フィボナッチは実際はとてもシンプルな分析方法で、ラインもMT4なら数秒で引けます。
本記事では、バイナリーオプションにおけるフィボナッチについて、
- 有用性
- MT4での設定方法
- エントリーポイントの見方
を解説していきます。
フィボナッチを使ったトレードができるよう、最後まで読んでくださいね!
バイナリーオプションにおけるフィボナッチの有用性とは
バイナリーオプションで相場を分析するのにフィボナッチは有用です。
しかし、使えるようになるには次のことが大前提!
- フィボナッチとは何かを理解している
- フィボナッチのラインを正しく引ける
まずは本章で基本的な部分をおさえておきましょう。
フィボナッチとは
フィボナッチとは、「フィボナッチ数列」を相場分析に応用したものです。
テクニカル分析としてのフィボナッチを理解するために、2ステップで解説をしていきます。
ステップ2:バイナリーオプションにおけるフィボナッチとは?
数列の規則や数字を細かく覚える必要はありません。
フィボナッチってこういうものなんだ
と思えるよう、確認していただければOKです。
フィボナッチ数列
フィボナッチ数列は、「1,1,2,3,5,8,13,21,24,55,89…」です。
どういうことでしょう?
つまり、2つ前の項と1つ前の項を足し合わせていくことでできる数列のことなんです。
「1,1,2,3,5,8,13,21,24,55,89…」
1+1=2
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=21
13+21=34
21+34=55
34+55=89
こんな風にと繰り返されていきます。
そして、次のように比率を割り出します。
- 「足して出た数字」を「1つ後の足して出た数字」で割る→0.618・・計算式は21÷34=0.61764…
- 「足して出た数字」を「2つ後の足して出た数字」で割る→0.382・・計算式は21÷55=0.38181…
- 「足して出た数字」を「3つ後の足して出た数字」で割る→0.236・・計算式は21÷89=0.2359…
この倍率を「フィボナッチ比率」あるいは「黄金比率」といいます。
- 0.236
- 0.382
- 0.618
※チャート上では、比率を「0.236→23.6」と%で表記している場合がほとんどです。
バイナリーオプションにおけるフィボナッチ
次に、このフィボナッチ比率をバイナリーオプションにおける相場分析にどのように使うかを見ていきましょう。
ちなみに、フィボナッチには種類がいくつかあります。
バイナリーオプションではフィボナッチ比率を「サポートライン」と「レジスタンスライン」の目安として使用します。
主に逆張りエントリーを狙います。
実際の画像を見ていきましょう。
左上、一定期間において最高値をつけた後、下降トレンドに入り最安値をつけていますね。
そこから一旦価格が上昇しています。
赤◯部分、それぞれのライン付近で反発していますよね。
トレンドが発生した相場でフィボナッチを引くとどうなるでしょう。
より詳しい解説は後述しておりますので、そちらも必ずご確認ください。
フィボナッチのMT4設定方法
フィボナッチをMT4で設定する方法を解説していきます。
◎MT4で設定する方法
①ツールバーから「挿入」→「フィボナッチ係数」→「フィボナッチリトレースメント」を選択。
※あるいは、青◯部分のフィボナッチリトレースメントマークを押します。
②選択したら、チャート上の高値(安値)をクリックして、安値(高値)でドラックすれば完了です。
デフォルトでフィボナッチ比率が設定されているので、各フィボナッチ比率の水平ラインが自動で引かれます。
デフォルトの数値
0
23.6(0.236)
38.2(0.382)
50.0(0.500)
61.8(0.618)
1
③消す時は、ライン上で右クリックをして「削除」を選択すればOKです。
フィボナッチ単体使用では使いづらい
フィボナッチはレジスタンスやサポートとしてエントリーの目安にしやすいものの、単体ではやや使いづらいです。
こんなことが多く想定されます。
ラインを意識していたのにライン手前で反発した
ラインをつき抜けた後、次のラインで反発するか読めない
おすすめインジケーター
- ボリンジャーバンド
- RSI
フィボナッチ単体で相場を分析するよりも、より根拠が強まります。
具体的な使い方は後述しているので、確認しておきましょう。
ここまでの基本的なフィボナッチの説明で不明点があれば何でもお気軽にLINE@にてご質問をお待ちしています!
バイナリーオプションとフィボナッチで見つけられるエントリーポイント
主にバイナリーオプションにおいてフィボナッチで見つけられるエントリーポイントは次の二つ。
- レジサポラインと重なり反発するタイミング
- トレンドを予想できるタイミング
それぞれを詳しく見ていきましょう。
レジサポラインと重なり反発するタイミング
レジサポライン(レジデンスライン・サポートライン)と重なり反発するタイミングでの逆張りエントリーを狙います。
レジサポラインと重なり反発する理由
- 価格がフィボナッチ比率である「0〜100%」のいずれかで反発します。
- 市場では、その価格帯がレジサポライン(レジデンスライン・サポートライン)として意識されやすくなります。
- 投資家たちはその価格帯をレジサポライン(レジデンスライン・サポートライン)として使用します。
反発が起こりやすくなります。
こんな可能性もあるからです。
- ラインを突き抜けて次のラインにタッチする
- トレンド転換が発生してしまう
レジサポラインタッチと合わせてローソク足も確認しましょう。
トレンドを予想できるタイミング
フィボナッチではトレンドを予想できるタイミングがあります。
- トレンドが強い時→23.6%・38.2%をポイントに反発を繰り返す可能性が高い
- トレンド転換かも→50%・61.8%で反転したらトレンド転換を意識する
どのラインでどのような動きをしているかも注意深く見ていく必要があります。
こんなことも頭に入れておきましょう。
- 強いトレンドほど浅いラインで反発しやすい
- 深いラインで反転したらトレンド転換を意識する
その他のインジケーターと照らし合わせたい時
フィボナッチは、次にような代表的なインジケーターと併用すれば、よりエントリーの信憑性が強まります。
- 移動平均線
- MACD
- ボリンジャーバンド
- RSI
- ストキャスティクス
具体的にどのように使うのか、次のインジケーターを例にご紹介しましょう。
1.ボリンジャーバンドとの併用例
2.RSIとの併用例
ボリンジャーバンドとの併用
フィボナッチとボリンジャーバンドの併用の仕方を解説します。
ボリンジャーバンドは下の画像のピンクライン、±2σタッチで反転を狙うのが一般的な手法です。
1:赤◯部分を見てください
下降しているローソクが連なり、38.2%ラインを突き抜けました。
ここで2つの視点で分析をすると、ここでのエントリーを見送ろうと判断できます。
予想の根拠
- フィボナッチフィボナッチでの判断23.6%で反発するか見極めが難しい
- ボリンジャーバンドでの判断-2σにタッチしていないからまだ反発とは判断できない
フィボナッチだけだと、判断材料が薄く予想がしづらいのがお分かりいただけたと思います。
2:青◯部分を見ていきましょう。
青◯の手前から、上昇トレンドが続いています。
ここで2つの視点で分析すると100%ラインタッチでのエントリーを見送ろうと判断できます。
予想の根拠
- フィボナッチフィボナッチでの判断100%で反転するか予想が難しい
- ボリンジャーバンドでの判断バンドウォーク(2σ以上のバンドに沿ってローソク足が動く)が続いているのでまだ反転しない
このように、フィボナッチ単体だけでは予想しにくいものも、ボリンジャーバンドのバンドを目安にすることで別の視点から分析ができます。
RSIとの併用
フィボナッチとRSIとの併用例について解説します。
RSIは、今の価格が「売られすぎか買われすぎか」を示すインジケーターです。
1:赤◯部分を見てください。
フィボナッチは50%を突き抜けています。
ここで2つの視点で分析すると、「売りエントリーを意識して値動きを見ておこう」と判断できます。
予想の根拠
- フィボナッチでの判断フィボナッチでの判断61.8%で反発するか突き抜けるか分からない
- RSIでの判断70%を超えて買われすぎである。
※70%を下に突き抜けた後のローソク足を見て売りエントリー
2:青◯部分を見ていきましょう。
ここで2つの視点で分析すると「売りエントリーを意識して値動きを見ておこう」と判断できます。
予想の根拠
- フィボナッチでの判断上昇トレンドが続く?100%に戻ってくる?と迷ってしまいます
- RSIでの判断70%を超えて買われすぎである。
※70%を下に突き抜けた後のローソク足を見て売りエントリー
3:緑◯部分を見ていきましょう。
フィボナッチ100%を下に突き抜けて、下降を続けています。
ここで2つの視点で分析すると「買いエントリーを意識して値動きを見ておこう」と判断できます。
予想の根拠
- フィボナッチでの判断61.8%で反転して欲しいが、突き抜けるかもしれない
- RSIでの判断30%を超えて売られすぎである。
※30%を上に突き抜けた後のローソク足を見て買いエントリー
このように、フィボナッチ単体だけでなく、RSIで相場の過熱感を確認できれば、予想がしやすくなります。
サインツールを使ってエントリー
最後に、サインツールを使ってエントリーして勝利する方法をご紹介します。
シグナルツールともいいます。
チャート上に⬆⇩のように、
- エントリーのタイミング
- 買いか売りか
が表示され、そのサインを参考にエントリーを判断します。
※表示方法はツールによって異なります
サインツールは、開発者が過去のデータに基づいて作成したもので、ものによって勝率が異なります。
サイン通りにエントリーするかしないかは自分次第です。
インジケーターを自分で使いこなすのに不安がある
インジケーターだけでは勝率が安定しない
こんな人はサインツールを取り入れてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、トレード界では多くのサインツールが出回っていて、何を基準に選ぶべきかわからないですよね?
◎サインツールを選ぶポイントは3つ
- バックテスト期間
- エントリー回数
- 適正勝率
気になるサインツールを見つけたら、この3つは必ず確認して下さいね。
具体的におすすめしたいサインツールは、僕が開発した「ワイルドカードシステム」です。
期待勝率が高いポイントでシグナルが鳴り、エントリーするツールです。
自動売買ではないので、自分で納得できた時にエントリーできるのがポイント。
システム任せにしていては、トレード力はいつまで経ってもUPしませんよね。
サインツールの「サイン」を参考に、自分で本当にそこでエントリーすべきか判断できれば、トレードを重ねるごとに知識や経験を積み上げていくことができます。
まとめ
フィボナッチは、バイナリーオプションでも有用性です
◎まとめ
- ただし、単体ではやや信憑性が薄い。
- エントリーを見極めきれない場面がある。
- ほかのインジケーターとの併用がおすすめ。
- サインツールを使うならワイルドカードシステムがおすすめ。
本記事をご参考に、分析ツールの一つとして使いこなせるようにしておきましょう。
拝見しました、有難う御座います
ツツミさん、ありがとうございます!
LINEでの追伸を見ていただいたのですね!すごく嬉しいです^^
今後もどんどんブログを更新してLINEにて報告させていただきますので、今後もぜひご覧ください!