ネット上に溢れている“バイナリーオプションの手法”の中で、残念ながら勝てない手法も存在しています。
この手法はバイナリーオプション界隈で有名なトレーダーさん達がYouTube等で紹介していますね。
知っている方も多いでしょう?
バイナリーオプションの0秒エントリーとは
バイナリーオプションの0秒エントリーとは、時計の秒針が12時を指して次の時間に移った瞬間にエントリーすることです。
上の画像は、バイナリーオプション業者ハイローオーストラリアの取引画面です。
EUR/USD 1分ターボで①の21時55分ジャストにLOWでエントリーしています。
②の秒数は次の21時56分に入るカウント表示です。
つまり、あと00.02秒で21時56分になるということですね。
画像をよく見ると21時53分、21時54分ときりのいい分数に縦のラインが引かれています。
つぎに、ローソク足で“0秒”を見てみましょう。
上の画像はMT4の14時56分とつぎの14時57分のチャートを横に繋げたものです。
右の図14時56分~14時57分に移った瞬間、ローソク足が出現しています。
※1分足は、1分で1本のローソク足
この手法が成り立つ根拠はなんですか?
ちなみにHigh Low15分の取引は5分刻みのラインが引かれていて、ローソク足1本の幅ではありません。
◎5分足3本と判断し、取引した方が良いでしょう。
●High Low15分
0秒エントリーはなぜ勝てないのか?
バイナリーオプションの0秒エントリーは、なぜ勝てないのでしょうか⁈
理由は2つあります。
- スプレッドが拡大・レートの急変などで不利な位置で約定される
- 約定拒否されることが多い
なぜこのようなことが起こるかというとローソク足が切り替わるタイミングでエントリーするトレーダーが多く、0秒に注文が集中してしまうためです。
注文が集中するとバイナリーオプション業者のサーバーに負担がかかります。
まずは、スプレッドの確認方法について予習復習していきましょう。
バイナリーオプションのスプレッドとスプレッド取引について
スプレッドとは、買値と売値の価格差です。
スプレッド幅は業者によって設定が違います。
●海外バイナリーオプションにおいてのスプレッド取引
◎ハイローオーストラリア
- 「High Lowスプレッド」
- 「Turboスプレッド」
◎the option
- 「スプレッドHigh/Low」
バイナリーオプション業者で1番人気のハイローオーストラリアの画面でご説明します。
●ハイローオーストラリアの「Turboスプレッド」取引画面の見方
①と②はスプレッド幅の表示です。
③はスプレッド幅の価格表示です。
この画面で取引をするとHighエントリーなら135.138円で約定
Lowエントリーなら135.128円で約定となります。
●プラウザとアプリの「Turboスプレッド」取引画面の見方
左はスマホのハイローオーストラリア・プラウザ画面、右はスマホアプリの画面です。
- ①はスプレッド幅の表示です。
- ②はスプレッド幅の価格表示です。
「High Lowスプレッド」「Turboスプレッド」はスプレッドがある代わりに、高いペイアウト率が設定されています。
●High Lowスプレッドのペイアウト
- 15分・1時間・1日…2.00倍
●Turboスプレッドのペイアウト
- 30秒…2.30倍
- 1分…2.20倍
- 3分 …2.05倍
- 5分…2.00倍
ペイアウト率だけ見ると、スプレッド取引はとても魅力的に感じますね・・。
しかし、スプレッドで取引が難しくなり、トレーダーの勝率が低くなることを想定しています。
そのため、業者側が高いペイアウト設定にしているのです。
上の画像は、アプリ版「High Lowスプレッド」のGBP/JPYの取引画面を連続でスクリーンショットしたものです。
このようにスプレッド変動を確認できます。
- ロンドン市場が始まる日本時間16時~18時前後
- ニューヨーク市場が始まる日本時間21時~23時前後
- ロンドンフィキシング(日本時間:夏24時・冬午前1時)
- 重要な指標発表時(米雇用統計など)
- 要人発言がある時間
このような時間帯はスプレッドに対応する心構えが必須となります。
ハイローオーストラリアのスプレッド変動率は下記の通りです。
- HighLowスプレッド±0.20〜±2.20のスプレッド
- Turboスプレッド±0.10〜±0.30のスプレッド
このスプレッド幅の変動は0秒エントリーの成功率に大きな影響を与えます。
スプレッドを意識しないと知らないうちに負け続ける
1秒のズレが大きな命取りになるバイナリーオプションで、スプレッドを意識することはとても重要です!
スプレッドを意識していないと、負け続けるという最悪の事態に陥ることも…
そのような事態を回避するためスプレッドをしっかりと認識しましょう!
ハイローオーストラリアのスプレッド取引でエントリーすると、上の画像のようにエントリーしたポイントからスプレッド差の空間がうまれます。
- HighLowスプレッド±0.20〜±2.20のスプレッド
- Turboスプレッド±0.10〜±0.30のスプレッド
バイナリーオプションのスプレッド取引で0秒を狙ってエントリーすると、この空間が通常より広くなる傾向があります。
これが、バイナリーオプションの0秒エントリーが勝てない理由の1つ目
ただでさえ不利となるスプレッドが広がると勝利が下がるのは目に見えていますね。
スプレッドについて疑問・質問があればいつでもLINE@までお問い合わせください!
スプレッド取引以外のレートの急変について
バイナリーオプションでは、スプレッド取引ではないのに、スプレッドが発生しているようにチャートが動くことがあります。
一部のトレーダーからは「バイナリーオプション業者がレート操作をしているのではないか?」と噂されています。
しかし、レートの急変はFX業者でもよくあることですよね。
そもそもローソク足の始まり(始値=0秒)は、非常に不安定な動きであることが多く、レートが上下に変動します。
陰線が現れたかと思えば1秒後は陽線に変わったりしますよね・・。
直前のローソク足が確定したからといって、つぎのローソク足の動きが読みやすくなるとは限りません。
バイナリーオプション0秒エントリーの約定拒否
0秒エントリーはスプレッド拡大だけではなく、HighやLowのボタンを押してもエントリーが入らない(注文できない)現象もよくあります。
これがバイナリーオプションの0秒エントリーは勝てない理由の2つ目
●PC画面の約定拒否
●アプリ画面の約定拒否
PC・アプリ画面共に約定拒否となった時は、購入ボタンをクリックしても約定されません。
そして、上の画面のように
「レートが更新されたため、約定できませんでした」
「サーバーとのレートが異なるため、購入出来ませんでした」
と表示されます。
一時的にバイナリーオプション業者のサーバーに負担がかかり、レートが確定できないことで、注文がはじかれる訳ですね。
チャンスが来たところで約定拒否となると…かなり痛いですね。
また、取引する時間によって0秒ピッタリで約定させることも難しいです。
計6回、実際に0秒を狙ってワンクリックでエントリーしてみました。
0秒を狙ってエントリーしているつもりが、6回中5回も1秒遅れて約定しています。
ワンクリック設定でこの結果なので、通常の2クリックの注文だと更に遅れて約定する可能性が高いです。
ハイローオーストラリアで購入する場合
⑴通常はHighかLowのボタンを選んでクリック
⑵今すぐ購入ボタンをクリックというように2回クリックする必要があります。
しかし、ワンクリック設定をするとダイレクトに1回HighかLowのボタンをクリックするだけで購入できます。
⑴最初に赤い丸の場所にワンクリックのマークがありますので、そこをクリックしてください。
⑵クリックしたマークが黄色に変わり、説明文の吹き出しが表示されます。
説明文には
「より早い約定が可能なワンクリック注文に切替える。」
「注:ワンクリック注文を有効にすると、チャート上およびレートパネル両方で有効となります」
と書かれています。
これで、ワンクリック設定が完了しました。
ワンクリック設定について疑問・質問があればいつでもLINE@までお問い合わせください!
00秒エントリーで勝つ手法はあるの?
0秒エントリーのネガティブ要因ばかり取り上げてきましたが、実際に0秒エントリーで勝つ方法は無いのでしょうか。
0秒エントリーに興味があり、試してみたいという方もいますよね
前項の0秒を狙ってエントリーする実験で、1秒ズレることが多かったので、1秒前だときっちり0秒で約定できるのでは?と思ってしまいます。
しかし、ローソク足の動きが不安定でレートが急変するのは0秒だけではなく「59秒〜02秒」と言われています。
その他、0秒エントリーのデメリットの対策として“値動きと取引量が少ないポイントを狙う”という方法があります。
値動きと取引量が少ないということは、レンジ相場などのあまりチャートが動かないポイントということです。
そこでエントリーすれば、確かに注文した価格がズレるということは少ないですが、別のデメリットが発生します。
デメリット
- 相場の方向性が読みにくい
- レートが動かないところでエントリーすると同値判定(ドロー)になりやすい
相場の方向性は、ローソク足に勢いがあり活発に取引されている時の方が予測しやすいですし、同値判定(ドロー)では負けてしまいます。
裁量取引の方・サインツールを使用している方、それぞれの場合を考えていきましょう。
自分の投資手法に合っているかが重要
バイナリーオプションの手法を試す時は、自分の投資のやり方に合っているかどうかを見極める必要があります。
ハイローオーストラリアを例に取引方法を選択するとこれらのどれかを選ぶことになります。
- HighLow(15分・1時間・1日)
- Turbo(30秒・1分・3分・5分)
- HighLowスプレッド(15分・1時間・1日)
- Turboスプレッド(30秒・1分・3分・5分)
0秒エントリーのスプレッドの影響を軽減するなら、ターボ取引がメインとなるでしょう。
瞬間を捉える超短期取引に合った手法ですね。
HighLow15分で取引する方は、判定時間に価格を当てるので、わざわざ0秒エントリーではなくても有利なポイントでエントリーできます。
また、0秒エントリーはローソク足を重視したトレード方法なのでローソク足を熟知した人向けです。
そして、通常の裁量取引をしている方よりもサインツールを利用する方のほうが、取引方法として相性が良く適しています。
サインツールとは相性がいい
バイナリーオプションのサインツールは基本的に0秒でエントリーすることを想定して作られています。
サインツールは売買サインが現われたら次のローソク足でエントリーするというやり方を採用!
そのため、サインツールを使う人は0秒エントリーの知識が必須です。
サインツールは別名シグナルツールと呼ばれています。
個人が開発したものや業者開発のもの、値段は無料~有料まで数多く出回っていますね。
バイナリーオプションの面チャートではなく、MT4のチャート画面にシグナルが現われるプログラムで動いてるからです。
※MT4は、バイナリーオプションのテクニカル分析にも重宝するので、まだダウンロードしていない方はインストールをお勧めします。
サインツールは自動売買とは違い、バイナリーオプション業者から禁止されていません。
そのため、口座凍結の心配もなく安心して利用できます。
視覚的に分かりやすくエントリーするポイントが見えるのでとても便利ですね。
しかし、サインツール自体にダマシが多く、サイン+0秒を狙うだけでは勝率を上げることは難しいでしょう。
値段が高い有料ツールが有能というわけではなく、無料でも使用感の良いものもあるので、判断が難しいです。
僕がおすすめするシステムは半年のバックテストを終え、膨大な取引データから各エントリーポイントから勝率を算出してくれます。
その他14のロジックが搭載されているオールインワンシステムなので、現在自身のエントリーポイントに自信が持てないのであれば必ず導入すべきです。
というのも
- 裁量のみでトレードする
- 裁量とシステムを使いながらトレードする
という2人がいたとしたら、圧倒的に効率良くトレードスキルが上がるのは後者です。
もし自身の裁量のみでトレードしたとしたら、取引ごとの勝ち負けを記録につけて勝率を算出するにしてもあまりに膨大ですし、勉強代もかかってしまいます。
今日からプロと同じエントリーポイントで取引ができる、ワイルドカードシステムをぜひ導入してみてください。
数量限定での配布ですので早めに詳細をご確認ください。
基本的に勝てる手法ではない
0秒エントリーは基本的にバイナリーオプションの手法として勝てる手法ではありません。
0秒エントリーのみで勝てるほど相場の世界は甘くありません。
バイナリーオプションはFXのように利幅を取る売買方法ではないので、よりピンポイントでエントリーすることを求められます。
そのピンポイントは決して“0秒でのエントリー”ではないでしょう。
まとめ:バイナリーの0秒エントリーはやめた方がいい!
結論として、バイナリーオプションの0秒エントリーはやめたほうが良いでしょう。
単に0秒を狙うよりもテクニカル分析に基づいたエントリーポイントを狙っていくことが、安定した勝率を稼ぐことに繋がります!
バイナリーオプションの手法にはトレンドラインやアウトブレイクを狙う手法、RSIやMACDを使う手法など効果的に勝率を上げる手法があります。
勝てない0秒エントリーにこだわる必要はありません
そして勝ちにこだわるならば必ずワイルドカードシステムを導入して取引をしてください。
これ以上の効率いいトレード手法はありえないと断言します。
システムは数量限定での配布ですので、詳細だけでも確認することをおすすめします。