バイナリーオプションは現在、世界的に問題視され、禁止・撤退の流れとなっています。
海外バイナリーオプションは人気ですが、日本でも「いずれ撤退・停止となるのではないか?」という不安が付きまといますよね。
◎もしもの時のために、バイナリーオプション国内口座を作っておくと良いかもしれません。
国内バイナリーオプションは取引規制のため、稼ぎにくくなったと言われていますが、本当なのでしょうか?
2020年の各国内バイナリーオプション業者の月次実績を調べてみると、取引実績から2~3割の顧客は勝っているということが判明しました。
株やFXは9割が負けていると言われています。
つまりやり方によっては、国内バイナリーオプション口座でも稼ぐことが可能です。
そこで今回は、国内バイナリーオプション業者の2021年最新情報をもとにおすすめ国内口座をランキング形式で選びました。
バイナリーオプション国内口座を検討中の方、選ぶ基準が分からない方必見です!
あなたにピッタリの国内バイナリーオプション業者が見つかりますよ。
バイナリーオプション国内口座おすすめランキング5つ!
バイナリーオプション国内口座おすすめランキング5選はこちら
- 外為オプション/GMOクリック証券
- 楽天証券らくオプ
- 選べる外為オプション/FXプライム byGMO
- バイナリーオプション/IG証券
- オプトレ!/YJFX!
しかし、決められた制度の中で、各業者ごとに力を入れている部分やスペック等の違いはあります。
外為オプション
GMOクリック証券は東証一部上場のGMOインターネットグループの子会社です。
FXでは、取引高国内第1位!バイナリーオプションサービスの外為オプションも人気を博しています。
- 国内バイナリーオプション業者人気NO.1
- 知名度が高い大手証券会社が提供している
- 1000円未満から取引可能
- 取引ツールが使いやすく、スマホ版も充実
- 24時間サポート無料
- デモ口座で練習できる
GMOクリック証券は、東証一部上場企業のグループの大手ネット証券会社という安心感があります。
出典:外為オプションデモ
取引画面が非常に分かり易く、初心者でも簡単に操作できます。
スマホ版では「iClick外為OP」という取引ツールが使用できます。
- 機能的で操作性に優れ、テクニカル指標も表示できます。
- トレンド系7種、オシレーター系6種の表示が可能です。
- 取引方法がラダー取引のみ
- 取引回数が10回とやや少ない
レンジやタッチの取引には対応していません。
いろいろなオプション取引をやりたい方は、物足りないと感じるかもしれません。
取引回数が10回とやや少なめなところは、残念なポイントです。
楽天証券らくオプ
出典:楽天証券 らくオプ
らくオプは、2020年9月にサービスを開始し、大手ネット証券会社の新規参入で話題となっています。
- 日本のトップ企業楽天が運営している
- 楽天ポイントが利用できる
- 1000円未満から取引可能
- FX用の高機能チャートで分析できる
らくオプの最大の魅力は、業界初となるポイント投資です。
楽天ポイントだけでバイナリーオプションの取引が可能なので、気軽に始めることができます。
- 取引方法は、オーソドックスなラダーオプションを採用。
- PC・スマホ版共にシンプルで分かり易い操作画面で定評があります。
- 楽天FXの高機能ツール「マーケットスピードFX」や「MT4」を利用できます。
チャート分析をしながらバイナリーオプションの取引がしたい!という方に最適です。
- 取引方法がラダー取引のみ
- 取引回数が10回とやや少ない
- デモ取引ができない
取引方法がラダーのみで、レンジオプションには対応していません。
デモ取引が用意されていないので、前もって取引の練習ができません。
らくオプは、まだ始まったばかりのサービスですので、これからの動向に期待しましょう。
選べる外為オプション
おすすめランキング1位と同じくGMOグループのFXプライムが運営しています。
- 知名度が高い大手証券会社が提供している
- 取引ツールが使いやすい
- 判定時刻が奇数時間となっている
- 人気のレート予測機能がある
スペックやサービスは、1位の外為オプションとほほ同じです。
他社の口座+外為オプションの口座を作っておくと異なる判定時間でエントリーチャンスが増えます。
ぱっと見テクニカルとは?
過去の近似チャートからの未来予測をするツールです。
- 取引方法がラダー取引のみ
- 取引回数が10回とやや少ない
欠点も、外為オプションと同じく”ラダー取引のみ”と”取引回数が10回とやや少ない”という点です。
しかし、取引回数は、工夫次第で増やすことができます。
例えば、1位の外為オプションの口座も併せて開設すれば、1日20回の判定時間となり、エントリー回数を増やせます。
総合的には、外為オプションと同じく欠点が少ない、おすすめの国内口座と言えます。
IG証券
IG証券は、イギリスの金融サービスプロバイダー大手IGグループの会社です。
世界的トップ企業で、CFDでは世界No.1の収益を誇っています。
バイナリーオプション以外では、ノックアウトオプションで有名です。
- 取扱い銘柄が多種多様
- 判定回数が1日12回
- 取引方法がラダーオプション・ワンタッチオプション・レンジオプションの3種類から選択できる
- 高機能チャートが使える
- 転売時のスプレッドが狭い
- 1日、1回あたりの取引上限がない
IG証券の最大の魅力は取扱い銘柄が豊富なところです。
為替通貨ペア7、世界の株価指数8、金・銀・原油3種類から選択できます。
- 1日の判定回数も12回と規制内マックスの回数でトレードチャンスが多いこともメリットです。
- 取引方法もラダーオプション・ワンタッチオプション・レンジオプションの3種類から選べます。
- 高機能チャートは30個のテクニカル分析が可能です。
IG証券は、バイナリーオプションでいろいろ試したい方には満足できるサービスを提供しています。
また、1日の取引ロット数と1回の取引ロット数に上限がないので、大口の注文をしたい方に向いています。
- 取引ツールの難易度が高い
- 初心者には分かりにくい
初心者には分かりにくく、慣れるまで難しいという欠点があります。
オプトレ!
オプトレ!/YJFX!は、東証一部上場のヤフー株式会社のグループ企業であるワイジェイFX株式会社が運営しています。
YJFX!は、新規制後にバイナリーオプションサービスに新規参入しました。
- Yahoo!グループ会社の信頼性
- 8つの通貨ペアから選べる
- 取引方法がラダーオプションとレンジオプションの2種類
- 判定まで最短60秒
- アプリでトレード可能
- Yahoo!グループのバイナリーオプション業者ということで信頼性は高い。
- 8つの通貨ペアが利用可能で、国内バイナリーオプション業者の中では通貨ペア数の取扱が多い
オプトレ!最大の魅力は特徴的なレンジオプションです。
他社のレンジオプションには無い“ワイドレンジ”という設定があります。
予想価格の範囲を幅広くすることで、当たる可能性が高くります
レンジ取引を使ってみたいユーザーにはおすすめです。
また、受付締め切りが、他社は判定時刻2分前までであるのに対し、オプトレ!は判定時刻1分前(60秒)まで購入できます。
- 分析機能・レート予測機能などはない
- コースがやや少ない
- 取引ツールが使いにくいという声もある
レートの予想機能や高機能チャートの提供がありません。
コース数は5~6個と少なめです。
チャートはシンプルな作りとなっていますが、一部のユーザーからは「見にくい」「使いにくい」という声もあります。
※ワイジェイEX株式会社は2021年9月27日より外貨ex byGMO株式会社へ社号を変更しています。
次は、バイナリーオプション国内口座を選ぶときに押さえるべきポイントを解説していきます。
バイナリーオプション国内業者はどこを基準にして選ぶ?
バイナリーオプション国内業者を選ぶポイントは
- 安全かどうか
- 自分が取引したいタイプかどうか
- 自分が取引したい通貨ペアがあるかどうか
- 取引ツールは使いやすいかどうか
以上の4つが重要ですので、それぞれ説明していきます。
安全かどうか
海外バイナリーオプション業者ではなく、国内バイナリーオプション業者をえらぶ一番の理由は、安全性の高さです。
運営している証券会社が倒産するようなことがあっても、信託保全があるので顧客の資金は保障されます。
しかしながら、仮想通貨の”Coincheckハッキング事件”が起きたように、国内バイナリーオプションが100%安全という保障はありません。
自分が取引したいタイプかどうか
国内バイナリーオプションの取引方法は、ラダー、レンジ、ワンタッチの3種類あります。
業者によって、利用できる取引方法は異なります。
まずは、ラダー取引からご説明いたします。
●ラダー取引
ラダー取引は国内バイナリーオプションのメインの取引方法で、全ての業者で利用できます。
予測が当たれば、ペイアウト金額が利益となります。
●レンジ取引
レンジ取引は、判定時刻にレートが目標レンジ内に収まるのか、レンジ外となるのかを予測する取引方法です。
レンジ内を予測するならイン、レンジ外を予測するならアウトを選択します。
ワンタッチオプションサービスを取り扱っている業者はさらに少なく、ランキングの中ではIG証券バイナリーオプションだけとなっています。
自分が取引したい通貨ペアがあるかどうか
通貨ペアの種類や数は業者ごとに違うので、口座開設時に必ずチェックしましょう。
上の表は各社の取り扱い通貨ペア(為替)をまとめたもので、為替の通貨ペア数で一番多い業者はYJFX!のオプトレ!です。
為替以外の銘柄も入れると、最も多いのはIG証券バイナリーオプションとなります。
取引ツールは使いやすいかどうか
取引ツールの使いやすさも大きなポイントです。
*細かい分析まで行える取引画面が良いのか?
好みや取引スタイルによって変わります。
初心者や他にMT4などの分析ツールを使っているトレーダーは、分かり易くシンプルなものが良いでしょう。
細かい分析が行えるツールは便利ですが、その分操作も複雑になります。
外為オプションでは、モバイルでもシンプルな取引画面とテクニカル指標が表示できる高機能チャートの両方を利用できます。
出典:GMOクリック証券 外為オプション(バイナリーオプション)サービス一覧
バイナリーオプション国内業者が過去に受けた規制内容
バイナリーオプションは国内にてかなり大規模な規制を受けたことがあります。
当時は、数分後の為替レートが現地点よりもHIGHかLOWかを選ぶという現在の海外バイナリーオプションと同じ取引方法でした。
しかし、2013年夏。
バイナリーオプションの判定時間の短さなどが賭博性が高いと問題視されるようになり、大規模が規制がかけられたのです。
規制の内容は次のようなものです。
- 短期取引の規制
- 総取りの規制
- 価格提示の規制
- ペイアウト率の規制
- 口座開設時の規制
- 取引限度額の規制
これにより、ギャンブル性が低くなり、ユーザーは安全に取引できるようになったという名目でしたが…
国内バイナリーオプションは規制でどのように変わったのか、そして海外バイナリーオプションとの違いも確認していきましょう。
短期取引の規制
短期の取引は、ギャンブルの要素が大きいという理由で禁止となりました。
- 規制前⇒60秒で取引するオプションや、5分・10分で結果が出る取引など各社自由に設定
- 規制後⇒短時間の取引を禁止。
判定時間は2時間以上の間隔をあけなくてはならない
※1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回
これまでは5分後・10分後を予想して取引していたのに、判定まで2時間となると、分析方法も変わり予測が難しくなってしまいました。
エントリーチャンスも少なくなるので効率が悪くなり、トレーダーからは不評でした。
初心者トレーダーの方にとっては有益な場合もあるかもしれません。
土日祝日以外は、ほぼ24時間取引できます。
取引回数の制限もありません。
総取りの規制
規制前、国内バイナリーオプションは、上の図のようにレンジ外という範囲が設定されていました。
規制前と規制後のレンジ外の取引について
- 規制前⇒満期時間のレートがレンジ外である場合、掛け金は業者に没収される
- 規制後⇒業者が総取りのレート幅を設ける事を禁止
※取引開始した時の価格と終了価格が同じ場合は、投資家に全額払い戻し
レンジ外とは、業者が設定しているレート幅より外のゾーンを指しています。
取引終了時点にレートがレンジ外に入ってしまうと、上下どちらに予想していてもトレーダーの負けとなり、業者の総取りとなるルール。
この規制は、業者とトレーダーの取引が公平となるため、良い改善です
規制後は、判定時刻のレートが開始時間のレートと同じ場合は「引き分け」となり、掛け金が返金されるようになりました。
海外バイナリーオプションでは、もともとレンジ外ルールがありませんが、代わりにスプレッド取引があります
しかし、同値判定の場合はファイブスターズマーケット以外は、トレーダー側の負けとなります。
価格提示の規制
ペイアウト倍率が変動制になったことで、「売り」と「買い」の2WAY表示が義務付けられました。
●規制前と規制後の価格表示の変化
- 規制前⇒「上がるか・下がるか」を単純に予想する取引。
- 規制後⇒「買値と売値」が表示され、購入価格からどれだけ変動したかが明確となった。
※表示はhighとLowのみ
※また、取引キャンセル時のポジション解消が可能となった
規制前は固定のペイアウト倍率でした。
判定時刻に上か下かが分かればOKでした
しかし、ペイアウト倍率が変動制になったことで、価格を表示する必要性が出てきました。
2WAY方式による価格提示で、取引をキャンセルする際にポジションを解消するための価格が把握できるようになりました。
注文した時のレートとズレが起こることをスリップページといいます。
例えば、ドル円を103.000円で買いのボタンをクリックしたとします。
しかし、瞬間的にレートが変わり103.010円に買値がズレてしまうと、103.010で買ったということになってしまいます。
このように、買値が想定価格からズレてしまうことをスリップページといいます。
リアルタイムで売りと買いの価格が表示されているので多少のスリッページは仕方がないかもしれません。
しかし、あまり大きなズレがあれば、業者の操作を疑ってしまいますよね。
ペイアウト率の規制
ペイアウト倍率は変動制に変更となりました。
これは、高いペイアウト倍率が投機的と判断されたためです。
●規制前と規制後のペイアウト倍率の変化
- 規制前⇒受付の時点から判定時刻までのペイアウト率は固定。
- 規制後⇒判定時間までの残り時間や値動きからペイアウト率が変動
規制前は、購入から判定までのペイアウト率が決まっていました。
そのため、受付終了時間間際でポジションを保有するという有利な取引が可能でした。
規制後は、値動きや残り時間によって、目標レートから遠いほどペイアウト率は高く、近いほどペイアウト率は低く変動するようになりました。
つまり、当たる可能性が低いレートならば高いペイアウト率、当たる可能性が高いレートならば低いペイアウト率という設定に変わったということ
リスクをコントロールするメリットはあるかもしれません。
しかし、以前より取引が複雑で資金を増やすことが難しくなりました。
より効果的なタイミングを狙ってエントリーできる利点があります。
短時間やスプレッド取引など、レートが当たりにくい商品ほど高いペイアウト率が設定されています。
口座開設時の規制
バイナリーオプションの取引を行うには、バイナリーオプションについての基礎的な知識確認が必須となりました。
●規制前と規制後の口座開設時の変化
- 規制前⇒口座開設には必要事項の記入と本人確認が必要
- 規制後⇒口座開設には必要事項の記入や本人確認だけではなく試験が必須となり、合格することが条件
上記にあるように現在は、口座開設時にバイナリーオプションに関する試験を受け、合格しなければ口座開設ができません。
※2013年11月末までに口座開設している人は試験の対象外
業者側はテストを義務付けられ、顧客はバイナリーオプションの特徴とリスクを理解した上でなければ利用することができません
業社によって異なりますが、2択~4択の問題が用意されています。
それほど難しい問題ではありませんが、全くの無知では合格できません。
口座を作って早く取引したい方には、面倒ですが、仕方がありません。
取引もすぐに行うことができます。
取引限度額の規制
取引限度額についても規制されました。
●規制前と規制後の限度額の変化
- 規制前⇒限度額の指定は不要
- 規制後⇒顧客は限度額の指定が必要。
※業者は取引限度額に達した顧客には連絡を入れ、改善のための処置を行う
取引ルールの概要は次のようになっています。
●限度額のご申告
お客様より、一定期間内における取引総額、あるいは損失限度額、お預かりする証拠金額など、各会員が設定する事項に基づき、お客様から限度額をご申告いただき、限度額に達した場合にはお客様にお知らせするなどの取引管理を行います。なお、バイナリーオプション取引をヘッジ目的でご利用いただく場合には、ヘッジの対象とする資産の種類、金額等を併せてお伝えください。
(注)ご申告いただく限度額の種別については、会員により異なります。なお、ご申告いただいた額が、別に定める取引限度額を上回る場合には、会員が定める限度額をもって取引管理を行います
この規制により、顧客は1年間の損失限度額をバイナリーオプション業者に申告しなければならなくなりました。
損失限度額を超えた場合、取引停止となり新規の取引ができなくなります。
また、1日の購入限度額も業者によって異なりますので注意が必要です。
海外バイナリーオプションでは、損失限度額の設定や申告は不要です。
まとめ
今回は、バイナリーオプション国内口座のおすすめと規制についてまとめました。
資金をコツコツと増やしたい人や逆に大きな資金を動かせる人は、税制面で有利な国内口座はおすすめです。
バイナリーオプション国内口座ランキングを参考に自分に合う業者を見つけてください!